人間の脳は誰でも加齢によって徐々に萎縮していきます。
脳の萎縮は20代後半から少しずつ始まりますが、萎縮の速度が速い人と遅い人がいます。
その差に大きく影響するのが、日々の生活習慣です。
例えば、過度の飲酒や喫煙は脳の萎縮を促進させます。また、糖尿病や脂質異常症のような
動脈硬化にかかわる病気は、血管の老化を進め、脳の血流が低下することで神経細胞の減少を
招きます。
過度のストレス、睡眠不足、変化や刺激の少ない生活も脳のさまざまな部分の萎縮につながる
ことがわかっています。
脳の萎縮を少しでも遅らせ、脳の健康を維持していくための習慣をご紹介します。
1.バランスのいい食事
多くの品目をまんべんなく食べ、腸内環境を整えることが脳の健康に役立ちます。
2.十分な睡眠
脳の疲れを取るだけでなく、アルツハイマー型認知症の原因と言われる老廃物の排出を促す
役割があります。
3.無理なく継続できる運動
早歩きや軽いジョギングなどの有酸素運動を、1日30分、週2回行うのが理想です。
4.コミュニケーション
会話をするとき私たちは表情や声のトーンから相手の気持ちを理解し適切な対応を取ろうと
します。このとき脳の中ではあらゆる領域が活発に活動し刺激を受けています。
5.主観的幸福度を高める
うれしい・楽しいと思えるような習慣を持つと、ストレスを低下させて脳の健康維持に
役立ちます。
6.趣味・知的好奇心を持つ
脳にとって最高の習慣です。新しい趣味を始めたり上達したいと努力することで脳内の
情報処理や情報伝達を担う神経細胞を高めることができます。
近年の研究の一つに、「趣味と回想(ノスタルジー)が脳に与える効果」があります。
たとえば若い頃に好きだった曲を、友だちとカラオケで歌ったり、夫婦の思い出の場所へ
旅行したり、昔の趣味を再開したり。
「楽しかったあの頃」を懐かしみ、主観的幸福度を高めることが、脳を活性化させるそうです。
